カナダ vs オーストラリア ワーホリ行くならどっち? これで決まる!両方経験した私の視点での徹底比較

ワーホリで人気のカナダとオーストラリア

両方経験して見えた両国の違いと結局のところどっちがオススメか。

徹底比較してみました。

 

 

 

まず私の場合

最初に行ったのはカナダ。もちろんカナダとオーストラリアで悩みに悩んだうえで… 

 

決定打となった理由はふたつ

  • 虫が嫌いだから
  • 寒いのが苦手でウィンタースポーツもそんな好きじゃないから家にこもって勉強に集中できると考えたから

 

 

気候に関しては圧倒的にオーストラリアが私好みでしたが、ここであえてオーストラリアを選ばなかったのは

ビーチでくつろぎマリンスポーツや数あるアクティビティで忙しく毎日が過ぎていき " 英語の勉強どころではない自分の姿がはっきりと想像できたから "

 

私は勉強に専念したいがゆえ、あえて雨の多いバンクーバーを選びました。ただ注意したいのは、自分の目標を明確にする事。 バンクーバーの雨の多さは、沢山の日本人を鬱にもします。

 

 

 

強くオススメ したいのは

  • 自分がワーホリで求めるものに優先順位をつけておくこと

 

これは行き先を決めるのにも、ワーホリを終えて振り返った時に後悔しない為にもなかなか役立つ

 

  • 英語の上達が目的か
  • 日本から離れてただゆっくりした生活を過ごしてみたいのか
  • お金稼ぎが目的か
  • はたまた旅の延長戦で思い出作りをしたいのか

 

どちらの国にもメリットとデメリットがあるし自分の目的次第でデメリットもメリットになり兼ねません

 

あなた自身の 1番の目標  を決めて、以下の項目と照らし合わせて考えてみてくださいね

 

 

気候

オーストラリアは夏は暑くて、カナダは冬が寒い。これは完全に人の好みに寄ると思うのと、

都市によって大きく差があります

 

カナダ、オーストラリアどちらも国土面積トップに入る大きい国。 日本の冬の北海道と沖縄を考えれば分かるように、行く都市によって全然違います。


ここで注意したいのは、オーストラリアは南に南極がある関係で南にいくほど寒いという事。そして内陸にいくほど寒い。

1番南に位置するタスマニアやオーストラリアの中心、ウルルなんかは冬は −5℃ を下回る事もあり。逆に北のケアンズ、ゴールドコーストなんかは冬でも15℃前後と過ごしやすいです

 

 

英語環境

まず、オージーとカナディアン。

どちらも英語圏の国などで、どちらが英語が綺麗とは言いません。

 

ただ、カナディアンの方が英語が 聞き取りやすい のは確実です。そしてオージーと比較するとカナダではみんな割とゆっくり話してくれた気がします。


ただしオーストラリアもシティ近辺に居ればそこまで強いアクセントは感じられません。

 

オージーのアクセントで1番困るのは、ファームジョブで田舎に行った時。ボスやスーパーバイザーのアクセントが強いと、 指示が本当に聞き取りにくい事。


あとはどちらもとても多国籍な国で、特に有名都市では留学生やワーホリメーカーはもちろん、色んなバックグラウンドを持った人が沢山います。

 

自分がどんな環境、職場で、どんな国籍の人と過ごすのかで英語環境はまったく変わります。

 

 

アクティビティ

アクティビティの数は確実にオーストラリアの方が多いです。

 

マリンスポーツ全般はもちろん、冬はウィンタースポーツが可能な地域もあり。あと、あまり知られてないのはラクダ乗り体験やサンドバギー、熱気球でのフライト、ワイナリー観光、先住民族アボリジニの文化体験など。


その点、カナダ自体はオーストラリアと比較するとアクティビティは少ない…。ただカナダの強みはアメリカに近い所。

格安フライトでアメリカの都市を巡ると、アクティビティの数は無限に増えます。

 

 

安全性

治安は、日本と比較しない限りはどちらも割と安全な国。

 

ただしオーストラリアはアクティビティでの危険性や猛毒生物、ハリケーンなどの自然災害はカナダよりはるかに高いです。

 

マリンスポーツで言うと、サメや猛毒クラゲはもちろん北部ではワニそして海岸沿いでは リップカレント(離岸流) これは海岸での波の動きによってできる強い流れで子供などだけでなく成人男性でも強いリップで命を落としたケースも多々あります。 海だけではなく毒蜘蛛のレッドバックや毒ヘビ、ブルドックアリや猛毒トゲのある植物まで。


オーストラリアのレジャーではカンガルーやコアラなどの可愛い動物だけじゃなく、危険生物も多いと言うことをぜひ覚えておいてほしいです

 

 

家賃と物価

大きい都市での比較であれば確実にカナダの方が生活費用は安く済みます

特にシドニーの家賃は、シティ徒歩圏内だと4人部屋のシェアルームでも月7万近く取られます。

 

ただしカナダはチップ制度があるので外食や美容院、マッサージ、ネイルなどはチップを換算するとオーストラリアより高くなる事もあり

 

 

滞在可能期間

オーストラリアは88日以上の季節労働(ファームでのお仕事など)でワーホリを最長2年に伸ばす事が可能。


それに比べカナダのワーホリは最長1年。 長く居たいならオーストラリアをオススメします

 

 

仕事の数、給料

これは個人の経験談や考えによっても別れると思いますが、私個人てきにオーストラリアの方が優位だと思う点が2つ

 

その1、どんな仕事でも構わないのなら仕事の数は確実にオーストラリアの方が多い

 

オーストラリアはその恵まれた気候面から畑でのお仕事の数が半端じゃなく多い。

カフェで働きたいとか都会に居たいとか考えないのであれば、ファームでのお仕事はいくらでも見つかるし時給制であれば最低22ドルとそこそこ高いのも事実

 

  • その2、どんな職種でも最低時給は 20ドル前後とかなり高い為 (それに比べカナダの最低時給は日本と変わらず10ドル前後)

 

最低時給じたいは確実にオーストラリアの方が高いですがこれも注意点があり、オーストラリアの主にシティでのお仕事(特に日本食レストランなど)はこれを守ってない所がとても多く、最低時給以下で働かせている職場なども多々あるので面接時など注意が必要です。

 


カナダで唯一かなり高額な給料を得られるのはレストランやバー、美容院などでのチップでの収入。特にアルコールの提供があるレストランなどでのチップ収入はかなり高いですが、これも職場によって分け方などが全然違うので面接時などによく質問する事をオススメします。

 

 

国民性、移民の国籍

国民性はオージー、カナディアンどちらもとてもフレンドリーで優しい人が多いです。
もちろん例外もいますが…。

 

そしてどちらも多文化で様々な国籍の人が暮らしていますが、地理の関係で移民の国籍に多少の差を感じました。(アジア人は両国とも変わらず沢山います)

 

オーストラリアはヨーロッパ圏、フィジーやバヌアツ、ニュージーランドなどの近隣の島国出身の人が多く

 

カナダはお隣のアメリカ人はもちろん、南米からの留学生であるメキシコ人やブラジル、コロンビアなどの留学生が非常に多いです

 

 

差別

私はどちらの国でも実際に受けたことはありませんが…


オーストラリアと日本の過去の関係、太平洋戦争でのオーストラリア人捕虜問題や、ダーウィンへの空襲など過去の暗い歴史を考えると、オーストラリアの方が差別が多いとよく聞くのは、これらも原因のひとつではないのかなと考えられます。

 

他の国を訪れる上で、その国の歴史も頭に入れておくと、実際に差別を受けてしまったとしてもまた少し違った捉え方が出来ると思います。

 


以上

 

今、ワーホリや留学を考えてるみなさんにとって少しでもお役に立てたならとても嬉しいです。相談などありましたらお気軽にコメントくださいね^_^